助成元について

リタワークスは2023年5月に創業15周年を迎えました。2022年には創業者の佐藤から、次世代経営者として私と塚本の2名が共同代表として就任し、新たな経営体制で事業を進めてきました。その中でも、普遍的なビジョンとしてあらゆるソーシャルビジネスに挑戦し、「あしたがよくなる」を実感できる社会をつくる」ことを目指しています。
SOCIALSHIPも私たちの目指す社会、未来をつくる上で重要な一つの取組みです。これまでクリエイティブという形で提供してきた助成を、2022年からはクリエイティブに至るまでの過程を含めファンドレイジング助成として提供することで、より多くの団体の力になれるプロジェクトになりました。

10年目となる今年も、ファンドレイジングを始める、強化することで活動の発展を目指す団体の力になり「あしたが良くなるを実感できる社会」の実現を団体の皆さんと一緒に目指していきたいと思います。

2016年にNPO業界でお仕事を開始し、2017年にコングラントの開発に着手した時、同時期に開始したのが「SOCIALSHIP」でした。まだ業界の右も左も分からない中で「まずはNPO業界のお役に立ちたい」と思い開始した経緯があります。
SOCIALSHIPのプログラムの中で私が出来ることは限られていますが、1つだけ持っているポリシーは「一人ひとりの小さな活動に寄り添う」ということです。どのような小さな活動も持続することでケアされる先があります。また一人ひとりが勇気を持てることで活動は発展していくことも数多く目にしてきました。日本国内の小さな活動が指先の毛細血管のように行き渡ることを願い、助成先のみなさんと少しでも良い機会になるよう努めていきたいと考えています。

グラフィックデザインに初めて触れたのは大学生の頃になります。ボランティア活動中にイベントのチラシや会報誌制作などに携わるようになったのがきっかけです。 そこで試行錯誤しながら「NPOにおけるデザイン・広報」の重要性を強く感じ、デザインの道に進むことを決意しました。NPOの広報は、幸せを運ぶ「幸報」だと思っています。その幸報を待っている人が、必ずいます。
皆さんの広報活動が実を結び、一人でも多くの方が笑顔になれることを願っています。
その先にいる誰かの幸せのために、伝えたいことを、伝えたい人に、きちんと伝わるようにする。この単純な、でもとても重要なコミュニケーションの流れを、非営利団体の世界に適用していきたい。 私の経験と能力を、社会課題の解決のために惜しみなく注いでいこうと思います。

日本ファンドレイジング協会関西チャプターは、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山において、民間非営利団体におけるファンドレイジングの意義を普及・啓発する活動と、ファンドレイザーとしてその手法や経験を共有・研鑽する活動を行うことにより、善意の循環で民間非営利団体を支える新しい寄附社会を創造することを目的に活動しています。全国でNPO法人の数は５万を超え、たくさんの団体が社会的な取り組みを実践されていますが、 せっかく素敵な取り組みにもかかわらず、その多くは資金不足を理由に活動が頓挫したり、事業縮小せざるをえない状況にあります。 私たちは、少しでもファンドレイジングを通じて、より多くの社会課題の解決や成し遂げたい未来の創造に役立てるよう、日々活動しています。